【開催報告】1月CPD行事「初級 ディベート体験」

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1月20日(土)に機械振興会館にて,技術士のコンピテンシー(コミュニケーション)の向上を目的に,多角的な視点や様々な情報を元に論理的に思考して第三者に説明する「ディベート」を開催しました。16名の技術士・技術士補・修習技術者,技術者が参加し,大盛況のうちに終了しました。

本イベントでは,前半はディベートについての講義,後半はグループワークを行った後に,試合形式でディベートを行いました。

前半の講義では,論題「バナナはおやつに含むべきか」を例に,ディベートの「立論」「質疑」「反論」「反駁(はんばく)」,試合でのジャッジの方法やディベートを行う上での鉄則,テクニックを学習しました。試合としてのディベートのルールは日本ディベート協会のルールを参考にしました。

続くグループワークでは,論題「技術士資格は業務独占になるべきだ」に対して肯定・否定両方の立場から「論点」およびその「理由付け」を考える個人ワークを行いました。その後,肯定・否定を割り振り,グループ内で各自が考えた論点を共有し,相手の反論への「反駁プラン」を検討しました。また,想定される相手の論題に対しての「反論プラン」の検討を同時に進めました。この過程を通して,論題に対して多様な視点からの理解をより一層深めることができました。

グループワークの様子

最後にグループワークの内容を元に試合で主張する理念,論点を3つに絞り,ディベートの試合を行いました。参加者全員,前半で学んだテクニックやルールを良く理解し,白熱した試合が繰り広げられました。参加者からは「反論,反駁プランを練る作戦タイムが2分しかなく難しかった。」「レベルの高い学習・体験ができた」との声が寄せられました。

ディベートの様子
集合写真

次回は2月17日に,テーマ「傾聴だけじゃ足りない!?相手の話を引き出す自己開示術入門」を開催予定です。ご興味ありましたら,ぜひご参加ください!