【開催報告】2月CPD行事「傾聴だけじゃ足りない!?相手の話を引き出す自己開示術入門」

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2月17日(土)に機械振興会館にて、「業務を円滑にすすめるための自己開示の習得」(技術士コンピテンシー:コミュニケーション)をめざして、グループワークを中心に、相手の話を引き出す自己開示術を学びました。
参加者は修習技術者を中心にした20名で、大盛況のうちに終了しました。

本イベントでは、書籍『スタンフォード式人生を変える人間関係の授業』を基に、職場やプロジェクトチーム内でのコミュニケーションを事例に、自己開示と傾聴の方法を学びました。参加者はモデルケースでの学習やグループワークで実践を行い、スキルの向上に努めました。

参加者は5つのグループに分かれ、講義と3つのパートからなるグループワークを通じて、実践的な学習を行いました。

講義の様子

最初のパートでは、「初めて参加したセミナでの会話」を題材にして、自己開示、会話の快適ゾーン、学びのゾーン、危険ゾーンについて学びました。グループワークでは、学びのゾーンを意識し、関係を深めるための『少し踏み込んだ』話題に挑戦しました。

2番目のパートでは、「上司と部下の1on1」を題材に、自分自身の力を手放さずに相手の話を引き出すための自己開示術のコツについて学びました。グループワークでは、上司と部下役に分かれ、部下が消極的な態度であっても、上司役が自身の影響力のもと自身の気持ちを伝えながら会話を進め、部下役の心をほぐして情報を聞き出す練習をしました。

グループワークの様子

最後のパートでは、「プロジェクトで上司と部下が対立した場合」の題材に、関係を改善する自己開示・傾聴プロセスを学びました。グループワークでは上司と部下の会話のスクリプトをもとに、関係を改善するための会話に修正を検討しました。各グループがモデルケースの会話や関係の課題を分析し、関係を改善するための様々な案を考案しました。最後に、各チームが発表を行い、意見交換をしました。

発表・意見交換

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
青年技術士支援委員会 2月CPD行事担当一同