実施報告:学生と技術士の対話会(埼玉大学・日本技術士会埼玉県支部と連携)

今年度も残り少なくなってきましたが、12/15(金)に埼玉大学で「技術士の制度・仕事とは!」というテーマで学生さんに対して、技術士資格の紹介を行ってきました。

埼玉大学はJABEE認定課程(技術士第一次試験が免除となる教育課程)として工学部の建設業学科が登録されていますが、今回は技術士一次試験を受験する必要があるけれども技術士の資格に興味がある学生さんを対象に建設工学科以外の学科(機械工学科・電気電子システム工学科・情報システム工学科・応用化学科・機能材料工学科・環境共生学科)に対して告知を行いました。

最初に埼玉大学の重原工学部長から挨拶をいただいたのちに、以下の流れで説明や発表を行い技術士資格の説明や試験制度、それぞれの専門的な業務内容と技術士を目指したきっかけや取得後のメリットや産業構造や技術価値の移り変わり等を説明いただき30名近い学生さんが集まりました。

  • 「技術士の資格をとろう~技術士資格の活用について~」日本技術士会埼玉県支部
  • 「青年技術士交流委員会の紹介」瀧川委員
  • 「機能性樹脂設計をする技術士」 白井副委員長
  • 「レンズ鏡筒の設計者が技術士を目指すまで」鈴木副委員長
  • 「アンテナ設計と技術士資格と私」田中元委員長
  • 「組込みシステムの開発事情と技術士取得の利点」横田

質疑応答では学生さんからの質問で、「いきなり技術士は受験できないけど、その前に取得を考えるべき資格があれば教えて欲しい」「所属されている企業がどれくらい技術士や技術士会としての活動を理解しているのか?」など技術士について関心を持った質問が出たりしました。

最後に懇親会を通して学生さんたちとの相互交流の時間をいただき、スタッフ一同と学生さんの研究内容や業務内容、特許取得活動、技術士取得などについて対話できました。

今回は新しい試みとして、会社に就職してからでないとなかなか経験できない業務体験を各技術士が様々な専門的な視点で学生さんに紹介できたのではないかと考えております。学生さんも研究や就職活動で忙しい生活をおくられている方が多いため、就職してからの業務内容までなかなか想像することができないとは思いますが、これをきっかけに技術士取得も含めて就職後の業務内容についても考えていただけたらと思いました。

横田敬久 技術士(情報工学・総合技術監理部門)

実施報告:学生と技術士の対話会(慶應技術士会と連携)

今月12/9(土)に、現役学生さん達との交流会を実施いたしました。

慶應義塾大学理工学部はJABEE認定課程(技術士第一次試験が免除となる教育課程)として
機械工学科が登録されており、同学科の学生は技術士を目指す点で有利なため関心が高いです。

今回は、慶應出身技術士の集まりである慶應技術士会が主催する
学生向けの対話会に、青年委員会有志を伴って参加いたしました。

現役の学生さん達は、意欲的に質問をしていたのが印象的です。

質問の中心はインターンシップ、資格取得、そして就職活動でした。
・海外インターンシップの経験から海外就職も検討したい。海外で技術士は?
・文系職と理系職のどちらが良いか?
・学卒と院卒の企業内での違いは?
・機械が専門だが勉強のため情報工学部門の技術士受験を考えているがどうか?
・技術士になる前のステップとしてどんな資格を考えたらよいか?

基本的にプロフェッショナルとしての実務経験7年以上が要求される技術士を
先の目標と意識することで
ステップアップを少しでもイメージして就職活動に臨めるような助言を心掛けました。

学生さんは多忙のため、長期の目標を意識する機会があまりないかもしれません。
しかし、技術士を目指すというビジョンを持つこと自体に魅力があるという意見も出ました。
今後とも関心ある学生さんのニーズに応えられるように交流を継続したいと考えております。

白井一光 技術士(化学部門)

2017年度対話会案内

CAFEO35/YEAFEO24に参加してきました!

もうすっかり冬ですね。
私は先日、タイのバンコクで開催されたCAFEO35/YEAFEO24(注1)に参加して参りました。
タイは30度を超える日が続き、とても暑かったです。

今回、CAFEO35/YEAFEO24に参加させて頂き、海外の技術者と交流する貴重な経験をさせて頂きました。
海外の青年技術者のエネルギーを肌で感じモチベーションを上げてきました。
また、ASEAN各国の技術者が、世界で起きている問題を技術面から解決しようとしていることを、ダイレクトに感じ取ることができました。

各国の青年層の活動報告を行うCountry Reportは個性的な活動を知ることができるため勉強になります。
私も青年技術士交流委員会の活動内容を発表してきました。

Country Report

CAFEOの良いところは1回の交流で終わらないところ。Facebookなどで連絡を取り合い、継続的に交流を続ける事が出来ます。

また、日本を代表する技術者と一緒に、チームとして参加する事も魅力の一つです。
海外に行くと、日本チームとして必然的に絆が深まります。
一緒に行った技術者の方からたくさんの事を学びました。
皆さんもそんな経験をしてみたくはありませんか?

来年のCAFEO36はシンガポールで11月頃に開催です。

英語を話せないから参加は難しそう、話せるようになってから参加しようかなと考えている方はぜひ一歩踏み出してみて下さい!

今回の渡航で、何かを伝えたい気持ちがあれば、言葉が話せなくても伝わるものがあると実感しました。

伝えたいけど話せなくて悔しい想いをして、そこから英語の勉強のモチベーションアップに繋げられると思います。

ぜひ、日本メンバーとして一緒に国際交流をしましょう!

来年の募集は、7月頃にブログ等で連絡する予定です。

注1:CAFEO(The Conference of the ASEAN Federation of Engineering Organizations):ASEANの技術者会議。
   YEAFEO(The Young Engineers of the ASEAN Federation of Engineering Organizations):CAFEOの中の青年層により運営される会議。

参加者集合写真

萩尾 友治
技術士(機械部門)