【開催案内】5月CPD行事「技術士資質を高めよう!リーダーシップ×フォロワーシップの理解と実践」

いつも青年技術士支援委員会のブログをご覧いただき、ありがとうございます!

5月24日(土)に開催予定の「リーダーシップ×フォロワーシップの理解と実践」に向け、準備が順調に進んでいます。
本番に向けたリハーサルを5/10(土)に実施しましたので、その様子をお伝えします!

本イベントは、若手技術者が「チームをまとめて成果を上げるためにどう動くべきかを考えるきっかになれば・・」という想いで企画しました。
当日、皆さまと一緒に学び、ともに成長していければと思います。

リハーサルを実施!

当日は、講義で「リーダーシップ」と「フォロワーシップ」について学び、グループワークを通じて実際にそれぞれ体験して頂きます。今回のリハーサルでは、講義内容とグループワークの流れ、全体の繋がりについて確認しました。

イベント概要

リーダーシップ」は、組織を目標に導く統率力や指導力のことであり、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)の一つです。
フォロワーシップ」は、組織やチームにおいてリーダーをサポートしたりチームに働きかけ、チームの目標達成に貢献する能力や姿勢です。
「組織で目標を達成する」ためにどちらも欠かせない重要な能力であり、 これら2つについて、学んでいきます。

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開催日:2025年5月24日(土)
CPD行事 13:30〜17:30(受付13:00〜)
     ・講義( リーダーシップ、フォロワーシップ )
     ・グループワーク
懇親会  18:00〜(ご希望される方のみ、会費制)
場所 :機械振興会館 6-66会議室
定員 :30名(45歳以下) 
参加費:1,000円(日本技術士会会員)
    1,500円(非会員、令和4年以降の一次・二次試験合格者は1,000円)
<懇親会> 会場近くの居酒屋にて開催します。
      費用は、4,000円程度です。(領収書は発行できません)

以下リンク先よりお申し込み下さい。
申込締切り:5/17(土)、定員に達し次第終了
https://docs.google.com/forms/d/1hFwJ0Zvlzh4GWhyzHgnacPBSMRDc3rC3zuPQHtkKjXk

お問合せ:event05☆peyec.jp ← ☆を@に変更して送信ください。

参加者の皆さまに、充実した時間を過ごしてもらえる様に、スタッフ一同で準備を進めています。皆さまの参加をお待ちしております!!

技術士(経営工学部門) 渡邊

【開催報告】技術士一次・二次試験合格者交流会

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去る4月19日、技術士一次・二次試験に合格されたフレッシュな若手技術者のみなさんをお祝いする「合格者交流会」を開催しました!当日は対面・オンラインを合わせて90名の若手技術者が集まり、業界や業種、官民の垣根を越えて交流を深めました。
今回のブログでは、そのにぎやかで学びにあふれたイベントの様子をレポートします!

本イベントは、若手技術者が「自身が目指す技術士像」を描くきっかけになれば…という想いで企画し、「パネルディスカッション」「CPD(継続的専門能力開発)活動実績の登録方法の説明」「グループワーク」の3本立てで実施しました!

パネルディスカッション
ご登壇いただいたのは、小竹 秀明 氏(電気電子部門)と森 祐真 氏(機械部門)の先輩技術士のお二人!
「“資格だけ”で終わらせない!明日を変える技術士像」というテーマで、資格取得後の心境の変化やキャリアについて熱く語っていただきました。お二人のリアルな経験談に、会場からはうなずきやメモを取る姿がたくさん見られました。

パネルディスカッションの様子

CPD活動実績の登録方法の説明
CPDってどう蓄積するの?という疑問に応えるべく、実際にCPD WEB登録・管理システムを操作しながら解説しました。また、専門性維持と成長にCPDの蓄積が不可欠であることの説明を行いました。

グループワーク
「キャリアを築くための人脈形成」をテーマに質問術のワークを実践しました。
まず、個人ワークとして、自身のキャリアの軌跡とその時のモチベーションを振り返りました。
続いて、人脈形成において重要な質問術について学び、お互いのキャリアについて質問し合うことで自身のキャリアについての理解を深めました。「こんな考え方もあるんだ!」「同じ悩みを持っていたんだね」と、会話が広がりました。
最後は、グループメンバーのキャリアや価値観、質問から得た気づきをシェアし、目指したい技術士像について全員が自身の目標を設定しました。まさに、明日への一歩を踏み出す時間となりました。

グループワーク 発表の様子

参加者からは、「先輩技術士の話を聞き、学びを止めずに研鑽していくことが重要と感じた。」「グループワークから新たな気づきが得られて、大変有意義だった。」「技術士となり、周囲の期待を裏切らないように自己研鑽に励みたいと思った。」等の好評の声が寄せられました!

青年技術士支援委員会では、5月・7月にも引き続きCPD行事を予定しています!
楽しく、そして確実に成長できる場を目指して準備中です。
みなさまと一緒に学び、継続研鑽していけたらと思います。
たくさんのご参加、お待ちしております!

集合写真

【開催案内】5月CPD行事「技術士資質を高めよう!リーダーシップ×フォロワーシップの理解と実践」

いつも青年技術士支援委員会のブログをご覧いただき、ありがとうございます!

5月のCPD行事では「技術士資質を高めよう!リーダーシップ×フォロワーシップの理解と実践」と題して、リーダーシップとフォロワーシップについて学ぶ勉強会を開催いたします!

日々の業務の中で、チームをまとめる方法や成果を上げるためにどのように動くべきかを考えたことはありませんか?

リーダーシップは、組織を目標に導く統率力や指導力のことであり、技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)の一つです。
また、フォロワーシップは、組織やチームにおいてリーダーをサポートしたりチームに働きかけ、チームの目標達成に貢献する能力や姿勢です。
いずれも、組織で目標を達成するために欠かせない重要な能力です。

本勉強会は、講義でリーダーシップとフォロワーシップについて学び、グループワークを通じて実際にそれぞれを体験することで、現場ですぐに実践できることを持ち帰っていただける内容となっています。
参加者のみなさまに充実した時間を過ごしてもらえるように、担当スタッフ一同で準備を進めております。

所属組織でのチーム運営を円滑に進めるために、本勉強会でリーダーシップとフォロワーシップを学んでみませんか?
みなさまのご参加をお待ちしています。

開催日:2025年5月24日(土)
CPD行事 13:30〜17:30(受付13:00〜)
懇親会  18:00〜(ご希望される方のみ、会費制)
場所 :機械振興会館 6-66会議室
定員 :30名程度(45歳以下)
参加費:1,000円(日本技術士会会員)
    1,500円(非会員、令和4年以降の一次・二次試験合格者は1,000円)
  <懇親会>
会場近くの居酒屋にて開催します。
4,000円程度(領収書は発行できません)

以下リンク先よりお申し込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/1hFwJ0Zvlzh4GWhyzHgnacPBSMRDc3rC3zuPQHtkKjXk

お問合せ:event05☆peyec.jp ← ☆を@に変更して送信ください。

【開催報告】リハーサルを開催しました! 新合格者交流会

 いつも青年技術士支援委員会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 技術士一次・二次試験に合格された皆さま、おめでとうございます!4月19日(土)に開催予定の「一次・二次試験合格者交流会」に向け、準備が順調に進んでいます。

 本番に向けたリハーサルを3/29(土)に実施しましたので、その様子をお伝えします。

リハーサルを実施!

 今回のリハーサルでは、プレリハーサルでの気づきを反映し、当日のグループワークの流れを中心に再確認しました。実際の説明資料を使いながら、スムーズな進行を目指してシミュレーションを行いました。

 また、イベント全体の流れを整理し、パネルディスカッションとグループワーク、懇親会のつながりを明確にするための改善案についても議論しました。特に、「技術士としてありたい姿(キャリアプラン)を考える」というパネルディスカッションの大テーマと、「相互理解を深める質問力を活用した人脈形成」というグループワークの大テーマが、自然につながる構成になるよう工夫を重ねました。さらに、懇親会の余興についても、進行がスムーズに行えるかシミュレーションを実施し、改善点を話し合いました。

このイベントは、パネルディスカッションから懇親会まで一貫した流れで設計されており、より深い交流が生まれるよう作り込まれています。ぜひ、懇親会(※参加は任意)までご参加いただけると嬉しく思います。

イベント概要

日時:2025年4月19日(土)13:30-17:30
場所:機械振興会館 6D-1, 2, 3 会議室
形式:対面またはオンライン(オンラインはパネルディスカッションまで)
対象者:45歳以下で主に過去3年以内の一次・二次試験合格者
参加費:無料
お申込:こちら ※4/12(土)23:59までにお申込ください
その他:詳細はこちら

当日のプログラム

新合格者の皆さんが技術者としての第一歩を踏み出せるよう、充実した内容をご用意しています。

  • 先輩技術士のパネルディスカッション
  • CPD 蓄積方法セミナー + アイスブレイク
  • グループワーク「11月CPD行事ミニ体験」+他
  • 懇親会(希望者のみ)

参加を迷っている皆さんへ

「イベントに参加してみたいけど、なんとなく不安…」そんな方、いませんか?

  • 知らない人ばかりで緊張しそう…? → みんな同じ新合格者です!
  • 話についていけるか不安…? → ファシリ役の青年委員が優しくリードします!
  • そもそも技術士の交流会って堅苦しそう…? → そんなことありません!むしろ和気あいあいとした雰囲気です!!

今回のイベントは、新たな出会いや学びを得るチャンスです。「参加しようか迷っていた時間がもったいなかった!」と思えるくらい、充実した時間になるはずです。
迷っているなら、まずは申し込みを!詳細・申込方法はこちらからご確認ください。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

鳥形啓輔 技術士(金属部門)

【開催案内】プレリハーサルを実施しました!新合格者交流会のお知らせ

いつも青年技術士支援委員会のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

技術士一次・二次試験に合格された皆さま、おめでとうございます!努力が実を結び、技術者としての新たな一歩を踏み出されたことを心よりお祝い申し上げます。

さて、2025年4月19日(土)に開催予定の「一次・二次試験合格者交流会」の準備が着々と進んでいます。本記事では、準備状況の最新情報をお届けし、当日のプログラムの魅力をご紹介します。参加を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください!

一次・二次試験合格者交流会とは?

本イベントは、新規合格者で、45歳以下の日本技術士会 会員・非会員の皆さんをお祝いするとともに、技術士同士の交流を深める機会を提供します。令和4年度以降の新規合格者は参加費無料でご参加いただけます。

開催概要
日時:2025年4月19日(土)13:30-17:30
場所:機械振興会館 6D-1, 2, 3 会議室
形式:対面またはオンライン(オンラインはパネルディスカッションまで)
対象者:45歳以下で主に過去3年以内の一次・二次試験合格者
参加費:無料
お申込:こちら ※4/12(土)23:59までにお申込ください
その他:詳細はこちら
◆ 当日のプログラム
新合格者の皆さんが技術者としての第一歩を踏み出せるよう、充実した内容をご用意しています。
・先輩技術士のパネルディスカッション
・CPD 蓄積方法セミナー + アイスブレイク
・グループワーク「11月CPD行事ミニ体験」+他
・懇親会(希望者のみ)

プレリハーサルを実施!

本イベントの準備は、青年技術士支援委員会のメンバーが役割を分担しながら進めています。特にグループワーク担当チームが中心となり、グループワーク「11月CPD行事ミニ体験」+他、の企画・準備を進めています。

3月15日午後には、機械振興会館で上記グループワークのプレリハーサルを実施しました。このグループワークは、昨年11月に大盛況だった「自分史を振り返り未来を想像しよう!リフレクション入門」の一部を抜粋し、新たな要素を加えてバージョンアップしたものです。

プレリハーサルの様子

このワークでは、自身のキャリアを振り返るだけでなく、他の技術者とのコミュニケーションを通して新たな気づきを得て,これからの目標を描くことを目的としています。プレリハーサルでは、時間配分や説明資料の内容確認を行い,改善すべきポイントについて議論しました。

プレリハーサルのフィードバックをもとに、説明資料の修正・改善を進め、3月末に最終リハーサルを行う予定です。当日、より充実した学びの場を提供できるよう、準備を進めてまいります!

参加を迷っている皆さんへ

「どんな雰囲気なのか分からない…」「技術士同士の交流って堅そう…」そんな不安を感じている方もいるかもしれません。
ですが、この交流会は合格者同士が気軽に交流し、今後のキャリアについて考える貴重な場です。過去に参加した方からは、

「他業種の方と話せて刺激になった」
「技術士としての第一歩を実感できた」
といった声も多くいただいています。

あなたも、新たな一歩を踏み出してみませんか?
詳細・申込方法についてはこちらからご確認ください!
皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

鳥形啓輔 技術士(金属部門)

【開催案内】一次試験合格おめでとうございます!合格者交流会のお知らせ

いつも青年技術士支援委員会のブログをご覧いただき、ありがとうございます!

先日、2月25日に技術士第一次試験の合否が発表されましたね。
合格されたみなさま、おめでとうございます!!
みなさまは、技術士への第一歩を踏み出したばかりです。
今後も研鑽を重ね、第二次試験の合格を目指しましょう!

さて、今回は恒例の当委員会主催「合格者交流会」のご案内です。
当委員会は、様々な部門で技術士として活躍する、技術士の中では若手(!?)の45歳以下のメンバーで構成されており、45歳以下の技術士や修習技術者を対象にしたCPD行事を企画・運営しています。
今年も若手の一次・二次試験合格者の方々をお祝いしたく、合格者交流会を開催します!

合格者交流会では、部門を越えた様々な業種、職種の技術者との交流が楽しめます。
今年の交流会では、先輩技術士のパネルディスカッション、CPD登録セミナー、グループワークを予定しています。
試験を乗り越えた合格者同士でこれからの目標を共有し、一緒に継続研鑽していく仲間を見つけましょう!
一次試験合格者のみなさまは、二次試験合格者や先輩技術士から直接合格者体験談を聞くチャンスもあるかもしれません。

また、令和6年度以前に合格された方の参加も大歓迎です!
たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております。
イベントの詳細は以下のボタンから合格者交流会特設ページをご覧ください。

昨年の合格者交流会の様子
昨年の合格者交流会の様子

【開催報告】2月CPD行事「エンジニアのための交渉術入門 ~分析から合意形成まで~」を開催しました!

いつも青年ブログをご覧いただきありがとうございます!

寒さが一段と厳しくなってまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
2月15日(土)に開催した「交渉」をテーマにしたイベントについて、本日はその様子をご報告いたします。

今回のイベントは、交渉プロセス全体を体系的に習得することを目的に、全4つのセクション「分析、交渉計画、コミュニケーション・クロージング、交渉ロールプレイ」を実施しました。参加者はイベント全体を通して、実際の交渉場面を想定したロールプレイの題材(①納品したモーターの故障による顧客対応、②公共工事における受発注者間の交渉)を基に、各交渉プロセスの学習とワークを取り組みました。

「交渉」全体像の説明の様子

まず、分析のパートでは、「協力できること探し」という観点から、自分と相手の立場の明確化や利害関係の分析の重要性を学びました。続いて、実際の交渉場面の題材に基づき、ニーズマトリクスというフレームワークを用いて、自分と相手のニーズを整理し、その後グループシェアを実施して理解を深めました。

次に、交渉計画のパートでは、「分配型」、「統合型」といった交渉の種類を学び、各型における基本的な交渉戦術を学習しました。その後、実際の交渉場面の題材に基づき、個人ワークおよびグループワークを通じ、BATNAの設定や目標ライン・限界ラインの検討、合意可能領域の想定、最終的な方針決定を交渉計画シートにまとめ、実践的な交渉計画を策定しました。

グループワーク「交渉計画」作成の様子
「交渉計画」の一例

コミュニケーション・クロージングのパートでは、交渉における信頼関係の構築の重要性と、信頼関係の構築に有効なFBI式アクティブリスニング手法を学び、その後、交渉のクロージング方法について5つのステップを学習しました。さらに、参加者は2人のペアに分かれてコミュニケーションのワークに取り組み、学んだ手法の効果を体感しました。

そして、最後の交渉ロールプレイのパートでは、分析、交渉計画セクションにて策定した交渉計画シートを基に、実際の交渉場面を想定したシミュレーションを実施しました。これまでの講義およびワークで得た知識を実践し、策定した交渉計画の適用性やコニュニケーション手法、クロージングを練習しました。ロールプレイ後には、グループでの振り返りを通じて、各交渉プロセスの実施やシミュレーションでの活用について振り返りを行いました。

交渉の場面を想定した「交渉ロールプレイングワーク」の様子

参加者からは、「交渉を体系的に学べてとても参考になった」「コミュニケーション手法を実際の交渉に活かすためには、もっと練習が必要だと感じた」「信頼関係の構築を意識して交渉に臨む新たな視点が得られた」といった声が寄せられ、充実した一日となりました。

集合写真

青年技術士支援委員会では、今回のような「交渉」など、普段の業務に直結するスキルの向上を目指したイベントを多数企画しております。技術士のコンピテンシーの向上、実務に役立つ知識や技術の習得をサポートする取り組みは、今後も続々と開催していきます。

そして、次回は4月に合格者交流会を開催いたします。合格者が技術士としての入り口にふさわしいイベントとして、パネルディスカッションや技術者同士の交流、自分史グラフを用いたキャリア振り返りなど、盛りだくさんの内容をご用意しております。人脈形成にも最適な場となりますので、技術士を目指す一次試験を合格された方もぜひご参加ください!

これからも皆さまのキャリア形成のお役に立てる情報をお届けしてまいります。どうぞ引き続き、青年ブログをよろしくお願いいたします。

技術士(機械部門) 森 祐真

【開催報告】1月CPD行事「ロールプレイで学ぶ 技術者倫理」を開催しました!

 本行事には、日本技術士会正会員の技術士5名、準会員の修習技術者1名、非会員の技術者1名が参加しました。参加者の年齢層は30代から40代で、技術者倫理の実践に向けた講義とグループワークを通じて学びを深める構成となりました。

講義パート

 講義は、倫理委員会の技術士(水産部門)である上野康弘委員による仮想事例を題材としたものでした。この仮想事例では、技術士が直面する可能性のある倫理的課題を取り上げ、それに対する改善例を提示しつつ、倫理的な意思決定の困難さや実践の重要性について説明されました。

 冒頭、上野委員は、最近の企業における自主検査の不正事例について言及し、営利企業が検査の効率化を求められる厳しい環境下では、内部の検査担当者が必要な検査を省略するなどの不正を行いがちであることを指摘しました。続いて、仮想事例を用いて、内部担当者が規則に従った迅速な通報やコンプライアンスの徹底を強行しにくい状況下では、どのように行動すべきかについて問題提起しました。

 その中で、問題解決のためには、現場の状況を構造的に把握すること、関係者間の信頼関係を醸成するために時間をかけること、情報のフィードバックを通じて規則遵守の仕組み自体を改善し、現場の担当者に対して規則遵守の重要性や意義を丁寧に説明して理解を促すことが重要であることを示しました。この内容は、参加者に深い気づきを与えました。


上野康弘委員による講義

グループワークパート

 後半のグループワークでは、青年技術士支援委員会が用意した仮想シナリオに基づくロールプレイを行いました。まず、個人ワークとして、それぞれの登場人物になりきり、その人物の立場で「大切にしているもの」を分析し、価値観を優先した場合の行動とその結果について考察しました。その後、技術者倫理綱領に則った場合の行動についても同様に考え、価値観に基づく行動と倫理的行動の違いを対比しました。

 ロールプレイは2ラウンド実施されました。1ラウンド目では「各登場人物がそれぞれの価値観を優先する」という条件下で進められ、単純明快な倫理的行動の実践が困難であることを体験しました。2ラウンド目では「技術者倫理綱領に沿った歩み寄りを行う」という条件が追加され、立場や価値観を尊重した建設的な議論が展開されました。例えば、相手の立場を理解しつつ妥協案を模索する姿勢が求められました。この過程を通じて、関係者全員が技術者倫理の視点を共有することの重要性が実感されました。

家電メーカーの新製品開発現場を想定したロールプレイ

全体のまとめと講評

 ロールプレイ後、参加者はグループに戻り、個々の登場人物の視点で上手くいった点や課題について振り返りました。各グループの代表者が発表を行い、参加者間で学びを共有しました。


 最後に上野委員から講評がありました。上野委員は、品質不正の現場では、責任がしばしば職位の低い者に押し付けられる傾向があることに注意を促されました。また、参加者自身が将来、実務者や監督者として不正の連鎖に巻き込まれないよう慎重な行動が求められると述べられました。さらに、技術者倫理の実践において、予防倫理を超えた対応の必要性が示唆されました。

 今回の行事を通じて、参加者は技術者倫理の実践に必要なスキルと視点を深めることができました。倫理を学ぶことへの堅苦しいイメージを払拭し、より現場に即した倫理的行動の意義を再認識する機会となったとすれば幸いです。

2月CPD行事のご案内

 今回の行事を通じて、参加者は技術者倫理の実践において「現場の状況をよく見る、よく聞く、背景関係をよく考える」といった基本的姿勢の重要性を深く学びました。同時に、不適切な状況に直面した際、信頼関係を築きながら関係者間で合意形成を図ることの難しさも体感されました。これらは、単に個人として倫理的に正しい行動を選択するだけでなく、複数の利害関係者と協働しながら解決策を模索する力が求められる現場の現実を反映しています。

 こうした学びを踏まえ、次回(2/15土PM)のCPD行事では「エンジニアのための交渉術入門~準備から合意形成まで~」をテーマに、交渉スキルの基礎を学びます。現場で直面する利害や価値観の対立を整理し、建設的な議論を通じて合意形成を図るプロセスに焦点を当てた内容です。また、交渉の実践を通じて、技術者倫理の学びを現場でより効果的に活かす方法についても深めることができるでしょう。

 ロールプレイを交えた実践的なプログラムをご用意しておりますので、ぜひこの機会にご参加いただき、日々の業務やプロジェクトに役立つスキルを身につけてください。お申し込みや詳細については、追ってお知らせいたします。

以上

青年技術士支援委員会 委員 鳥形啓輔(金属部門)

1月CPD行事「ロールプレイで学ぶ技術者倫理」のリハーサルを実施しました!

あけましておめでとうございます。本年も皆さまにとって充実した一年となりますようお祈り申し上げます。青年技術士支援委員会では、2025年も技術士としてのスキル向上やネットワーク形成を支援するイベントを多数企画してまいります。

さて、2025年1月18日(土)に開催する「ロールプレイで学ぶ技術者倫理」が2週間後に迫ってきました。

私たち青年技術士支援委員会のメンバーは、1月5日(日)に当日講義を担当してくださる倫理委員会の上野委員とともにリハーサルを実施しました。当日の講演資料やロールプレイのシナリオ、個人ワーク・グループワークの流れを確認し、より良いイベントにするための改善点を洗い出しました。

今回は機械振興会館外に会議室を借りてリハーサル
ロールプレイのシナリオについて討議

本イベントは、前半の講義パート後半のロールプレイパートの二部構成となっています。

前半の講義パートでは、技術者倫理を考えるための基本的な視点やアプローチを学んでいただきます。具体的には、後半のロールプレイで使用するシナリオとは異なる仮想事例をもとに、倫理的判断を行うための考え方やヒントを提供します。多角的な視点を持つことで、実際の現場で発生する課題に対してより適切な対応ができる力を養うことを目的としています。

後半のロールプレイパートでは、家電メーカーの新製品開発現場を舞台にしたシナリオを用いて、厳しい状況下でどのように倫理的判断を行うべきかを考えます。参加者は、登場人物の立場になりきって個人ワークを行い、その後グループワークを通じて意見を交換します。多様な視点を共有することで、倫理的行動の重要性や難しさを実感できる内容となっています。

シナリオにおける登場人物(案)

このイベントは、「技術者倫理の学びは堅苦しい」と感じている方にも、楽しみながら理解を深めていただけるよう工夫されています。

日本技術士会が推奨する年間1CPD時間以上の「技術者倫理」学習の達成を目指す方はもちろん、既に達成されている方にも新しい気づきが得られる機会です。

他の若手技術者と交流しながら、技術士コンピテンシーの「コミュニケーション」「技術者倫理」の向上について学ぶ貴重な機会ですので、ぜひご参加ください!

■行事概要
行事名:技術者倫理
開催日時:2025年1月18日(土)
13:00〜13:30:受付
13:30〜17:00:CPDイベント
  ・講義
  ・グループワーク
17:00〜17:30:閉会等(青年紹介、アンケート、閉会挨拶)
18:00~:懇親会(希望者のみ、会費制)
開催場所:東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館 6D-1、6D-2会議室
対象者:日本技術士会 会員・非会員
定員:対面30名程度
参加費:会員1,000円、非会員1,500円
申込方法:対面参加は、以下の参加申込フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/Tg4HjAAmhPKWdFY9A
申込締切:2025年1月13日(月)23:59
お問い合わせ:event01★peyec.jp(★を@に変えてください)
担当:村上、三谷、鳥形、石川、山本

以上

【開催案内】2月CPD行事「エンジニアのための交渉術~準備から合意形成まで~」

平素より青年技術士支援委員会のブログをご覧くださり、ありがとうございます。今回は2月CPD行事「エンジニアのための交渉術~準備から合意形成まで~」のご案内です。

交渉とは、異なる利害を持つ当事者同士が合意に達するために行う対話と調整のプロセスです。技術者にとっても様々な交渉に関わる場面があると思います。技術者が持つ交渉力はプロジェクトの成功や業務の円滑な進行、信頼関係構築に有効です。

また、交渉のステップには備段階としての分析、計画、交渉段階としてコミュニケーション、合意形成があります。本行事では、講義やグループワーク、ロールプレイングを通して実践的なスキルを習得し、合理的な業務推進、チームワーク強化に寄与します。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております!


開催日: 2025年2月15日(土)

時間: 13:00~13:30 受付 
    13:30〜17:30 CPD行事
    13:30〜17:30 CPD行事
    18:00~    懇親会(希望者のみ、別途会費制)
対象:45歳以下の日本技術士会 会員・非会員
定員:40名程度(45歳以下)
場所:機械振興会館 6D-1、2会議室
場所:機械振興会館 6D-1、2会議室 会員)、1,500円(非会員)

申込方法 下記の参加申込フォームよりお申し込みください。

https://forms.gle/9MgNVnUfzRi1AARM6


お問い合わせ:event02☆peyec.jp (☆を@に変更して送信してください)

青年技術士支援委員会 伊藤、須賀、原田、宮澤、森

【開催報告】12月CPD行事「モデルケースから学ぶ技術者のためのメンタルヘルス」を開催しました!

いつも青年ブログをご覧いただきありがとうございます!

年の瀬が迫り、今年も残りわずかとなってまいりました。何かとお忙しい時期かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

12月14日(土)に「技術者のためのメンタルヘルス」をテーマに、経験豊富な産業カウンセラーをお招きし、自分自身に対する「セルフケア」と部下・同僚に対する「ラインケア」という2つの視点から、講義とグループワークを実施しました。オンラインを併用し、21名が参加しました。その詳細を以下でご報告いたします。

 本イベントは産業カウンセラーとして多数の実績をお持ちの高畑 純 氏(株式会社メディカル・マジック・ジャパン 取締役)をお招きし、「セルフケア」と「ラインケア」についてワークを交えた講演をいただきました。

 「セルフケア」のパートでは、自分自身へのストレス対応方法ついて、3つの要点をご講演いただきました。1つ目に「ストレスへの対処」として過去や未来に囚われず今に集中すること、2つ目に「ストレスへの気づき方」として自身に生じる異変や高ストレス状態の症状の紹介、3つ目に「ストレスに強くなる」ために自己肯定感の高め方や、脳が本来持つ性能を維持するために「脳の無駄遣い」を無くすことの大切さ、を学びました。ワークとして、脳の無駄遣いを無くすために、個々の抱える未完了事項を棚卸しました。

講演の様子

 「ラインケア」のパートでは、メンタル不調への対応として職場で実践可能な「発症防止」と「悪化防止」のポイントとして、部下・同僚の「変化に気づくこと」、感情の読解力を上げるための「傾聴」、さらに「励ます」ではなく「寄り添う」ことの大切さについてご講演いただきました。グループワークでは、技術者が陥りそうなモデルケースについて、管理者や同僚の立場での「発症防止」「悪化防止」について議論を行い、理解を深めました。「知識があるから、変化に気づける」。学ぶことの重要性を再認識しました。

グループワークの様子

 参加者からは「セルフとラインのそれぞれのケアへの姿勢、傾聴についてのより深く理解できた。」「ケーススタディが非常に身近に感じられた。」などの声が寄せられ、大盛況のうちに終了しました。

集合写真

青年技術士支援委員会では、今後もCPD行事を行います。
1月は「ロールプレイで学ぶ技術者倫理」
2月は「エンジニアのための交渉術入門~準備から合意形成まで~」
(イベント詳細は当ブログの該当のスレッドをご参照ください。)

皆様のご参加をお待ちしております。

技術士(繊維部門) 藤森

【開催案内】1月CPD行事「ロールプレイで学ぶ技術者倫理」のご案内

いつも青年技術士支援委員会の活動にご理解とご支援をいただき、ありがとうございます。

12月も中旬となり、関東地区でも本格的な冬の到来を感じさせる寒さが続いています。寒暖差が大きい日々が続いておりますので、体調管理には十分お気をつけください。

さて、今回は2025年1月18日(土)に開催するCPD行事「ロールプレイで学ぶ技術者倫理」のご案内です。

近年、検査不正や品質不正の問題が社会で大きく取り上げられ、技術者に求められる倫理の重要性が改めて注目されています。特に企業内で活躍する若手技術士にとっては、当事者として組織的な不正の渦中に置かれる可能性が決して他人事ではありません。

そのような場面で、私たちは正しく行動できるでしょうか?倫理の基本を学んでいる技術者も多い一方で、利害関係が複雑に絡み合う現場では、倫理的な行動を実践する難しさが伴います。本CPD行事では、講義に加え、ロールプレイ形式のグループワークを通じて、多様な立場のステークホルダーとの対話や意思決定のプロセスを体験していただきます。
技術士コンピテンシーの「コミュニケーション」「技術者倫理」の向上に資する貴重な機会ですので、ぜひご参加ください!

行事概要

行事名:ロールプレイで学ぶ技術者倫理

開催日時:2025年1月18日(土)
 13:00〜13:30:受付
 13:30〜17:00:CPDイベント
  ・講義
  ・グループワーク
 17:00〜17:30:閉会等(青年紹介、アンケート、閉会挨拶)
 18:00~:懇親会(希望者のみ、会費制)
開催場所:東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館 6D-1、6D-2会議室
対象者:日本技術士会 会員・非会員(45歳以下)
定員:対面30名程度
参加費:会員1,000円、非会員1,500円
申込方法:対面参加は、以下の参加申込フォームよりお申し込みください。
     https://forms.gle/Tg4HjAAmhPKWdFY9A
申込締切:2025年1月11日(土)
お問い合わせ:event01★peyec.jp(★を@に変えてください)
担当:村上、三谷、鳥形、石川、山本



【開催報告】11月CPD行事「多様性を活かした若手技術者のキャリアプランニング」を開催しました!

いつも青年ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

師走も間近に迫り、何かとお忙しい時期かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。

11月30日(土)に技術者としてのキャリア形成を深く考える絶好の機会として、「多様性を活かした若手技術者のキャリアプランニング」をテーマにしたCPD行事を開催いたしました。本イベントでは、ダイバーシティを活かしたキャリア形成の考え方や実践法を学ぶため、①講義、②パネルディスカッション、③グループワークを実施しました。その詳細を以下でご報告いたします。

講義セクションでは、高崎美佐(お茶の水女子大学、学生・キャリア支援センター講師)による「ダイバーシティとキ ャリア形成」と題し、ダイバーシティの理解やキャリア形成への活用を目的に、基本的な理論から、職場や個人におけるキャリアの多様性について議論を展開しました。ダイバーシティの理解ついては、表層的な違い(性別や年齢)だけでな く、価値観や経験といった深層的な違いにも注目し、これらが職場環境やキャリア形成に与える影響を説明しました。キャリア形成における多様性の課題や心理的安全性の重要性に触れ、多様性を理解し活かすために、明確なゴールを定めた直線型キャリアだけでなく、自身の興味関心を重視する曲線的キャリアもあること、その際に「計画された偶発性理論(プランドハップスタンス理論)」を学習しました。

講義の様子

パネルディスカッションのセクションでは、多様なキャリアを歩んできた技術者が登壇し、「キャリアの始まりと初期 のビジョン」「現実とのギャップとその対応」「キャリアの多様性と包括性への気づきとアドバイス」をテーマに、 それぞれの経験を共有しました。特に、現実とのギャップに直面した際の対応策や考え方について、具体的な事例が示さ れ、ライフイベントや職場環境の変化に対し、どのようにキャリア形成に活かしたかについて議論が深まりました。

パネルディスカッションの様子

最後にグループワークのセクションでは、「計画された偶発性理論(プランドハップスタンス理論)」に基づき、キャリアの修正力を高め、予期しないライフイベントに対して、柔軟かつ積極的な対応力を養うことを目的に実施しました。
このワークでは、「異動」「転勤」「子供の進学」「介護」などをテーマとしたシナリオカードを用い、この理論における5つの要素「好奇心」「柔軟性」「持続性」「楽観性」「リスクテイク」の観点から課題を再構築しました。最終的には具体的なアクションプランを策定しました。このグループワークを通じて、キャリア形成における視点を広げ(多様性)、予期せぬ出来事を受け入れる力(包括性)の重要性を体験しました。

グループワークの様子

参加者からは、「想定以上に自分のキャリアを見直す良い機会になった」「キャリアや考え方は人それぞれで、一つの正解だけでなく、受け入れるキャリアもあることに気付かされた」などの感想が寄せられました。

イベントを通じて、多様な視点でキャリアを考えることの大切さや、柔軟な視点、キャリアを修正する力の重要性を実感された方が多かったようです。これからも、こうした学びと気づきの場を提供していきたいと思います!

集合写真

青年技術士支援委員会では引き続きCPD行事を行います。
12月「モデルケースから学ぶ技術者のためのメンタルヘルス」
1月は「技術者倫理」
(イベント詳細は当ブログの該当のスレッドをご参照ください。 )

皆様のご参加をお待ちしております。

技術士(機械部門) 森

【12月イベントのご案内】12月CPD行事「モデルケースから学ぶ技術者のためのメンタルヘルス」のリハーサルを実施しました!

いつも青年ブログをご覧いただきありがとうございます!

以前お知らせした12月CPD行事「モデルケースから学ぶ技術者のためのメンタルヘルス」の開催 12月14日(土)まで、日程が迫ってまいりました。

経済協力開発機構(OECD)によると、日本国内のうつ病有病率は2020年時点で17.3%、と報告されています。一方で、精神的な辛さを身近な人に打ち明けることに抵抗を感じ、メンタルの不調を「我慢して」乗り越えようとする日本人。

自分に異変を感じても、身近な人に異変を感じても、どうして良いか分からないと感じたことはありませんか?

参加者の皆さまに、メンタルヘルスに関する知識、理解の向上を図っていただけるよう、準備を鋭意進めております。

経験豊富な産業カウンセラーの先生をお招きし、「セルフケア」は個人ワークを通して、「ラインケア」はモデルケースを使ったグループワークを通じて学び、どちらも次の日から実践いただける内容を予定しています。

イベントに向けてリハーサルを行いましたのでご報告いたします。

リハーサルでは、当日にご講演いただく先生と一緒に、当日の流れや講義内容を確認し、個人ワークやグループワークを実際に行いました。

リハーサルでは、講義内容やイベント全体の流れを確認するとともに、グループワークを実際に行って改良点を洗い出しました。

個人ワーク リハーサルの様子

まだ定員に余裕がございますので、ご興味のある方は是非お申込みください。

■開催日: 2024年12月14日(土)

■時間: 13:00~13:30 受付
     13:30~17:00 講義およびグループワーク
     17:00~17:30 閉会等(アンケート、閉会挨拶等)
     18:00~      懇親会(希望者のみ、会費制)
               ※懇親会会場は同会場 

■開催場所: 対面およびオンライン

■対面会場: 東京都港区芝公園3-5-8
         機械振興会館 6D-1、6D-2会議室

■対象者: 45歳以下優先(日本本技術士会 会員、非会員)

■定員: 対面20名、オンライン20名※
     ※オンライン参加は、会員のみとなります。
      新CPDシステムからお申込みください。

■参加費: 会員1,000円、非会員1,500円

■申込方法
 ◇ 対面参加ご希望の方
    https://forms.gle/Yptjj2UPU44V7fvL9
 ◇ オンライン参加ご希望の方(技術士会会員限定 新CPDシステム)
    https://www.engineer.or.jp/ipej/mypage.php

■申込締切: 12月10日(火)

■問い合わせ:event12a@peyec.jp
    (担当:加藤、村上、藤山、藤森、江口、大川、宮澤、山本)

青年技術士支援委員会 技術士(繊維部門) 藤森良枝

【開催報告】11月CPD行事「自分史を振り返り未来を創造しよう!リフレクション入門」を開催しました!

青年ブログをご覧のみなさま、こんにちは。

もうすぐ12月、忙しい時期に入りますがいかがお過ごしでしょうか。

去る11月16日に、年末の総括にぴったりの「リフレクション(内省)」をテーマにしたCPD行事を開催しました。ここでは、その内容を報告いたします。

参加者の皆さんには、時期毎のモチベーションを示す「自分史グラフ」を事前に作成をお願いし、CPD行事に臨んでいただきました。

当日は、自分の経験や内面を振り返り、価値観を言語化する「リフレクション」の概要をお伝えするとともに、自身の認識を客観的に俯瞰・評価する「メタ認知」を用いたリフレクションを実践しました。

個人ワークで行った「リフレクション」のテーマは、自分史グラフにおける「技術者人生で一番成長した出来事」や「日常の出来事で感情が動いたこと」「腹が立ったこと」など多岐に渡り、実践メインで進めていきました。

個人ワークの様子

そして、「リフレクション」の過程により言語化された「価値観」を基に、自身の「動機の源」や「ビジョン(ありたい姿)」を再認識していただきました。

その後、個人ワークの内容をグループで共有し、他の参加者の意見を聞くことで、視野を広げ思考を深める契機となりました。

一方、社会環境の変化等により、成功体験で得た行動様式は必ずしも常に適応できるわけではないことを踏まえ、「技術者人生で一番成長した出来事」の「アンラーン」を行いました。

以前はうまくいっていたが、環境の変化により行動様式やものの見方が通用しなくなった経験は、みなさんにもおありかと思います。

この通用しなくなった行動様式・ものの見方をグループで共有し、アドバイスを受けることで、自分が手放すもの・これからも持ち続けるものを整理するとともに、今後のアクションプランを作成しました。

最後に、リフレクションで言語化された「価値観」のチームマネジメントでの活用や、目指すリーダー像について参加者間で意見交換しました。

意見交換の様子

本イベントの参加者は45歳以下限定であったため、同じ悩みを抱えている同世代の仲間の意見を共有することで、解決策を見出すことができたという、うれしいご感想を頂戴しました。

普段の業務に忙殺され、これまでの経験を振り返るという機会は多くないと思います。

リフレクションのポイントの1つに、「節目で行うこと」が挙げられます。

年末の節目に、みなさんも日頃の業務のリフレクションをぜひ行ってみてください!

集合写真

青年委員会では、今後もみなさんのニーズにマッチしたイベントを計画しております。

年末にかけ、イベントが目白押しです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

技術士(森林部門・総合技術監理部門) 原田

【開催案内】12月CPD行事「モデルケースから学ぶ技術者のためのメンタルヘルス」のご案内

いつも青年ブログをご覧いただきありがとうございます。

寒暖差があり、風邪をひきやすい時期ですね。お体をご自愛ください。

本日は、12月CPD行事「モデルケースから学ぶ技術者のためのメンタルヘルス」をご案内いたします。

メンタルヘルスとは、こころの健康状態を指す言葉です。
厚生労働省の患者調査によるとメンタルヘルス不調を抱える患者数は、258万人(2002年)から419万人(2017年)と15年間で1.6倍増加しています。
また、経済協力開発機構(OECD)の「メンタルヘルスに関する国際調査2021」では、メンタルヘルス不調を抱える日本人の割合はコロナ前の7.9%(2013年)から17.3%(2020年)と2.2倍に増加したという報告もされています。

本行事では、「技術者」が直面しがちな課題への理解を深め、効果的な対処法を学ぶことで、自分自身や同僚のメンタルヘルスを向上させる力を養います。

経験豊富な産業カウンセラーの先生をお招きし、メンタル不調に対してセルフケアとラインケアの2つの視点から基礎知識を学びます。
さらに、技術者特有のモデルケースを基にグループディスカッションを行うことで具体的な対応方法を考え、実践的なスキルを身につけることを目指します。

■行事名:モデルケースから学ぶ技術者のためのメンタルヘルス

■開催日時:2024年12月14日(土)13:30~17:30  

■開催場所:東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館 6D-1、6D-2会議室
      および オンライン

■対象者:日本技術士会 会員・非会員(45歳以下)

■定員:対面20名、オンライン20名※
    ※オンラインは会員のみです

■参加費:会員1,000円、非会員1,500円

■申込方法:
 ・対面参加は、以下の参加申込フォームよりお申し込みください。
   https://forms.gle/Yptjj2UPU44V7fvL9
 ・オンライン参加は、新CPD行事申込システムよりお申し込みください。

■申込締切:12月7日(土)

■問い合わせ:event12a@peyec.jp
       (担当:加藤、村上、藤山、藤森、江口、大川、宮澤、山本)

11月CPD行事「自分史を振り返り、未来を創造しよう!リフレクション入門」のリハーサルを実施しました!

いつも青年ブログをご覧いただき、ありがとうございます!

以前お知らせした11月CPD行事「自分史を振り返り、未来を創造しよう!リフレクション入門」の開催まで、あと11日となりました。
本イベントでは「リフレクション(内省)」をテーマに、これまでの経験から自身の価値観を再確認し、次のアクションに活かす手法を学びます。

先日、イベントに向けてリハーサルを行いました。
リハーサルでは、当日の流れや講義内容を確認し、個人ワークやグループワークを実際に行いました。

まず、各自で「技術者としての自分史グラフ」を作成し、印象的な経験についてリフレクションしました。つづいて、その内容をメンバーで共有しました。
自身の経験を振り返って自分の内面を整理し、さらにメンバーからコメントをもらったことで、自分が大切にしている価値観や考えを改めて発見することができました。

個人ワーク リハーサルの様子
グループワーク リハーサルの様子

イベント当日は、他にも様々な視点からリフレクションを行うワークを予定しています。

まだ定員に余裕がございますので、ご興味のある方はぜひお申込みください。
年末のこのタイミングに自分を見つめ直し、来年の新しい一歩を踏み出すきっかけを一緒に作りましょう!

第50回技術士全国大会(札幌・北海道)に参加してきました!!

青年ブログをご覧いただきありがとうございます!

10月4日(金)〜7日(月)に、技術士全国大会が札幌で開催され、4日〜6日の本大会と北海道本部青年イベントに参加してきました。

【4日】
くるるの杜でキャベツの収穫体験やホットドッグの調理を行い、ホクレン農業協同組合様からホクレンの業務概要やスマート農業についてご講演をいただきました。

午後の「札幌軟石」テクノツアーでは、小原様(軟石や)にご講演いただき、軟石彫りを体験しました。
軟石の歴史や軟石を使った「こっぱちょす」について理解を深め、軟石の特性を利用した様々な彫りものができあがりました。

夜は前夜祭にて各本部から持参した日本酒を披露するS1(酒ワン)グランプリが開催され、特に優勝は決める事無く美味しいお酒を堪能しました。

前夜祭二次会では各本部の名物メンバー対決が行われ、最後はなぜか腕相撲対決になっていました。

【5日】
第四分科会 ミライの技術者「キラキラ☆彡技術士まし×2大作戦」
地域本部の青年委員会の取組や男女委員会の多様性の重要性の講演を通し、技術士がよりキラキラするために活発な意見交換が行われました。

夜には、青年の現役委員、OB・OGを交えた交流会に参加し、90名を超える参加者と交流を深めました。
懐かしい面々との再会や交流ゲームで世代を超えた協力作業を行い、叡智を集結して課題に取り組みました。

歴代の委員長

【6日】
青年イベント最後は、Fビレッジ(北広島市)でのスタジアム内をめぐるツアーに加え、周辺開発の案内ツアーでした。
通常では入れないエリアをファイターズガールの案内で見学し、運良く天井の開閉に遭遇することができました。技術者の性が漏れ出ていました。

周辺開発ツアーでは、球場周辺の都市計画・道路計画で、渋滞の軽減や大学等の誘致計画について、説明をしていただきました。
他の球場とは思想が異なるところを実感しました。

本イベントを企画してくださった、北海道本部青年技術士交流委員会、ミライ研の皆様、ありがとうございました。

「遊び心でイノベーション!時代を超えて役に立つ創造力を磨く仕掛学 × IoTワークショップ」大盛況で終了!

去る9月21日(土)、東京駅を臨む株式会社奥村組様のクロスイノベーションセンターにおいて、「遊び心でイノベーション!時代を超えて役に立つ創造力を磨く仕掛学×IoTワークショップ」を開催しました。

 本イベントは、参加者の交流を深めるため、マイブームや自分の身の回りにある仕掛けの紹介を含む自己紹介を行い、和やかな雰囲気でスタートしました。
 講義セクションでは、遊び心を活かして人々の行動の選択肢を増やす「仕掛学」について学びました。仕掛けの要件である公平性、誘引性、目的の二重性について学習しました。次に遊び心が反映された仕掛けの事例や、誘引性は高いが公平性が満たされなかった「悪い仕掛け」の紹介があり、「仕掛学」の理解を深めました。

仕掛学についての講義

 ワークショップ・セクションでは、会場であるクロスイノベーションセンターについて、利用者が「アンケートに答えたくなるような仕掛け」をテーマに、連想ワードフレームワークを用いて、仕掛けを着想しました。
 次に、着想した仕掛けについて、仕掛けの要件である公平性、誘引性、目的の二重性の内容や、仕掛けられる人の行動の変化を「仕掛けのからくりシート」というフレームワークに落とし込み、仕掛けのコンセプトを整理しました。
 最後に、リーンキャンバスをベースとした「シカケ・キャンバス」というフレームワークを用いて、実現方法、設置場所、効果測定方法、コストと収益を検討し、仕掛けの実現性について確認を行いました。
 更に、一般社団法人ifLinkオープンコミュニティ様にご協力いただき、誰でも簡単にセンサと出力デバイスを組み合わせてIoTサービスを実現できるifLinkシステムを活用し、着想した仕掛けをどのように実現できるかを考察しました。特に効果測定の面で、ifLinkの“IF(条件)”と“THEN(アクション)”のツールの有効性を確認しました。

ワークショップの様子

 参加者からは、「組み合わせて新しい発想を得るツールを獲得できた」「明日から使えそうな仕掛けが見つかった」といった感想をいただきました。また、仕掛学とIoTの組み合わせによって創造力の向上を実感すると同時に、異なる分野の技術者が協力することで新たな価値が生まれることを、今回のワークショップを通じて学ぶことができた、という声も寄せられました。

※ifLinkは東芝デジタルソリューションズ株式会社の登録商標です

8月CPD行事「ケーススタディで学ぶ、若手技術士のためのリスク&クライシスマネジメント」を開催しました!

こんにちは。いつも青年ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

厳しい残暑が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、青年委員会では8月24日(土曜日)に「ケーススタディで学ぶ、若手技術士のためのリスク&クライシスマネジメント」と題したCPD行事を開催しました。

 万が一、災害や好ましくない事象に直面してしまった際に、技術士として円滑に対応し事業を継続させる重要な二つの考え方「リスクマネジメント」「クライシスマネジメント」について、違いや関連性を理解することを目的として、講義とグループワークを行いました。

リスクマネジメントパートでは、講義によりISO 31000に基づき、用語の定義やリスクマネジメントのプロセス(特定/分析/評価/対応 等)について基本的な知識を学びました。

 続いてグループワークでは、「線状降水帯接近に伴う豪風雨」をリスク源に想定し、4M分析などのガイドワードを用いて抜け漏れのないリスクマネジメントのプロセスを体験しました。グループのメンバーで仮想の組織を作り、協力してリスクを特定することで状況を深く分析しながら多様な対応策を提案し、リスクマネジメントについて理解を深めることができました。チーム内は異なる専門分野を持つメンバーがいるため、それぞれの切り口で多くの発想を共有し活発な議論がなされました。

 クライシスマネジメントパートでは、講義により「リスク」が顕在化し時間経過とともに「危機」に移行する考え方と、危機に対応する際の心構えを学びました。

 その後、グループワークでは、リスクマネジメントと同じく豪風雨をケースとして時々刻々と変化する事態に合わせて対策を検討しました。時間制約の中で適切な意思決定を行うことの難しさを実感しながらもチーム一丸となって、各チームの仮想組織で自分たちに合った対応策を立案しました。議論の中では想像力をフルに発揮して、多角的に意見を出し合うことができました。

 各パート終了後、各チームで行ったリスクマネジメントとクライシスマネジメントを振り返り、それぞれの違いや関連性を感じていただきました。

今回のイベントでは、「リスク・クライシスマネジメントを一緒に体感する貴重な機会だった」「各参加者の専門性を活かした意見を出し合い、対策を話し合えた事が非常に有意義だった」等の感想をいただきました。

 参加者の皆様の積極的な議論により、運営側としても新たな視点でリスクマネジメントとクライシスマネジメントを感じることができ、実り多いイベントとなりました。

次回は9/21(土曜日)に「遊び心でイノベーション!時代を超えて役に立つ創造力を磨く 仕掛け学×IoT」を開催します。

 遊び心と創造力をフルに発揮して、多くのアイデアを形にしていきましょう!

青年技術士支援委員会 間々下