月別アーカイブ: 2018年1月

【お知らせ】【修習技術者対象】3月イベント「ライフラインから仲間と創る自分のロードマップ」

青年委員の井口です。
3/17(土)に修習技術者向けのイベントを開催致します。

タイトルは「ライフラインから仲間と創る自分のロードマップ」

これまでの自分の価値観や経歴の整理、さらには、未来の自分について考えることを目的とし、「ライフライン」(※)いうツールを用いたグループワーク形式のイベントです。これまで自分はどういう人生を歩んできたのか、また、今後自分は技術者としてどの様なキャリアを歩みたいのかを考え、それをグループでディスカッションすることで、新たな気づきを得て今後の自分のビジョンをより明確にしていただける様な内容になっています。
自分のビジョンを明確化することは誰しもにとって重要なことですが、特に修習技術者の方は今後二次試験を控えており、自分の今後歩む道をこれまでの経歴を踏まえながら改めて整理することはきっと有意義なことと思います。是非ご参加ください。

(※)「ライフライン」とは、人生における成功や失敗、喜びや失望等を整理し、人生をみつめ直すためのキャリアデベロップメントツールです。過去の出来事を整理し、自分自信の人生やキャリアにどの様な影響を与えたのか考えるヒントになります。

【3月イベント ライフラインから仲間と創る自分のロードマップ】
開催日時:3月17日(土)13時15分~17時30分
場所:機械振興会館6階 6-65会議室 (神谷町)
参加費:無料 (懇親会にご出席の場合は2000円程度)
持ち物:筆記用具、ライフラインシート、棚卸しシート
(ライフラインシート、棚卸しシートは、参加者の方にフォーマットを事前送付します。)
定員:20名程度

お申込みはこちら
◆ 申込方法:
日本技術士会HPのCPD行事案内よりお申し込み下さい。
申込の際、「懇親会」の参加・不参加を明記くださるようお願いいたします。
お申し込みいただいた方には確認のメールをお送りします。
※通信欄に、懇親会参加の有無をご記入下さい。
日本技術士会 会員・準会員の方
https://www.engineer.or.jp/kaiin/dmsw0200.php#month03
非会員の方
https://www.engineer.or.jp/ippan/dmsw0211.php#month03
お問い合わせは下記メールアドレスまで。
event03☆peyec.jp(☆を@に変えてご送信下さい)
担当: 清水

みなさまのご参加をお待ちしております!

井口 慧士
技術士(経営工学部門)

【お知らせ】1月内部イベント

明けましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いいたします!

1月に実施する内部イベントの紹介です。
年末からお正月にかけて食べ過ぎ・飲み過ぎで、体脂肪率が上がりぎみな青年メンバーのため、1月20日(土)に高尾山登山を行います。

写真:中腹より東京方面の眺望

高尾山は年間登山者が270万人と世界一登山者が多い山としてギネスブックに認定されており、ミシュラン三ツ星にも登録されていることをご存じでしたか?
新宿から電車で1時間程度と行きやすく、難易度も低いことから人気なのでしょう。近年は海外からの登山者も多いようです。

もちろん、青年委員会のイベントなので、ただ登るだけではありません。
問題解決力、コミュニケーション能力を鍛えるため、チーム対抗で指定された物を探すオリエンテーリングも行います。
さらに下山後は新年会を兼ねた懇親会も行い、委員会内の親睦を深めます。
(結局飲んでますが・・・)

このイベントをとおしてさらに結束力を高め、2018年もハイレベルなイベントを提供できるよう頑張りますので、ご期待ください!

赤木 宏匡
技術士(経営工学部門)

【開催御礼】12月イベント (講演会・調理実習)「和食を通じて『食』の基本を学ぶ」

皆さま 新年明けましておめでとうございます。

本年も青年委員会をよろしくお願い申し上げます。

さて、大変遅くなりましたが、先月12月は12月イベントとして、青年委員会初の企画「講演会&調理実習」として、「和食を通じて『食』の基本を学ぶ」を行いました。

このお正月、皆さまの地元ではどんなおせち料理を食べていらっしゃいますか?お雑煮、お煮しめ、数の子、伊達巻、昆布巻、などなど。。。お雑煮などは全国各都道府県で違いがありますが、それでも上に挙げた中で共通して使われているものがあります。

それが12月イベントのテーマ【だし】です。

イベントお知らせでも書いていますが、今回のイベントでは、「食品技術士センター」の伊藤会長に全面的なご協力をいただきまして、(有)レザン研究所アール 嶋田 潤治 氏をご紹介いただき、ご講師をつとめていただきました。なかなかご講義と調理実習両方をご依頼できる方は数少ないのだそうです。しかも12月は食品業界が繁忙期であったところ、伊藤会長、嶋田先生には貴重な週末を空けていただき、大変感謝しております。

さて、嶋田先生は今回のテーマ「だし」の専門家であり、和食料理人から現在は高級おせちをはじめ、和食惣菜等の監修を手がけられている方です。日頃から、和食を通じて「食」の基本的なところを多くの人に伝えたい、と考えて活動されているとのことで、そこで今回のイベントタイトルを「和食を通じて『食』の基本を学ぶ」としました。

こちらが食品技術士センター 伊藤会長です。イベント冒頭に、食品技術士センターのご紹介をいただきました。食品技術士センターは食品業界で活躍される技術士の部門横断的組織で、食品技術士センターとして毎月講演会等も開催されています。伊藤会長ご本人は食肉の専門家で、食肉のハラル認証等も手掛けていらっしゃいます。

(有)レザン研究所アール 嶋田 潤治 先生です。食品の監修だけでなく、時々料理教室の講師も務められることもあるそうで、本当に素晴らしいご講義をいただきました。

実習では、金沢の郷土料理である「治部煮」を作るとしたのですが、治部煮を作る際とっただし汁を使ってキャベツの浅漬けを作ったり、だし汁を使った簡単な実習も行いました。

こちらオフショットですが、実習用に嶋田先生に4種類のだし汁を作っていただき、参加者の皆さんに飲み比べをしていただき、「だしの味比べ」シートを使って簡単な官能評価を行っていただきました。①利尻昆布、②日高昆布、③利尻昆布+硬水(コントレックス)、④某顆粒だし ・・・さて、一番美味しいのはどれでしょう?

・・・正解は「① 利尻昆布」です!利尻昆布または羅臼昆布が、旨味の濃いだしがとれる最も良い昆布だそうです。日高昆布は、今回使ったものは割とよくだしがとれていましたが、昆布特有のえぐみも出ていました。官能評価ですから人により感じ方の違いもありますが、一般に利尻昆布や羅臼昆布が上品な丸みのあるだしがとれるそうです。
では、利尻昆布と硬水ではどうでしょう? ・・・こちらは、硬水でだしをとろうとすると、ほとんどだしの味が出ません!硬水に含まれるカルシウムがだしの旨味成分の抽出を阻害するのだそうです。本当に硬度の低い軟水がよいそうで、水の硬度が低い京都では、西廻り航路により北海道の昆布が手に入りやすいこともあり昆布だしが使われるようになったとのことです。ヨーロッパでは水道水も硬水なので、現地で日本料理屋を開く方はだしがとりにくく苦労されるそうです。
官能評価だけでなく、①~④の各サンプル、各班の実習でとっただしをBRIX計で計ってもらいました。BRIX計にもいろいろ種類があるそうですが、今回は「可溶性固形分総量」について計り、抽出成分量の指標としました。

こちら実習風景です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各調理台を回って、個別に肉や野菜の切り方も教えてくださいました。お米の美味しい炊き方も習いましたよ!

 

 

 

 

 

 

完成!治部煮、キャベツの浅漬けとごはんです。各班美味しくできたかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事中に青年委員会の紹介を行ったり、伊藤会長より食品に関する珍しい写真の数々をご紹介いただきました。

 

 

 

 

 

 

年末ということで、終了後は伊藤会長、嶋田先生にもご参加いただき、参加者の皆さん、スタッフ一同で「もつ真路」で乾杯!お疲れ様でした~!!

さて、今回のテーマは「だし」でしたが、「だし」は日本の食文化の中でも根幹をなしています。日本の食文化は「ゆでる」「煮る」など水を媒体とした加熱調理方法が基本となっており、これには、周囲を海で囲まれ、昆布、かつお、煮干しなど海産物からだしをとること、日本の水が軟水で昆布やかつおなどから旨味や香り成分を効率よく抽出できたことなど、環境・社会条件から長年の間に培われた味が日本のだしであろうと思います。

かつおぶしは日本の家庭にはどこでも当たり前にある食材ですが、実はかつおをおろすところから始まり、いぶして乾燥、カビ付けなど、まるで欧米のチーズのように複雑な工程を経て作られている日本の伝統食品です。海外ではなかなか手に入らないとのことで、最近では日本食を現地でも食べたいとフランスでもかつお節生産が始まったとのことです。

しかし、かつおは実は世界の海ではかなり数が減ってきています。マグロ類は地域によっては絶滅危惧種に指定されてしまいましたし、近い仲間であるカツオも昔に比べ激減しています。かつては、遠洋漁業に出ると「黒潮海域では、川が流れるようにカツオがたくさんいていくらでも獲れた」のが、現在は「カツオの居場所がわからず探さないと獲れない」のだそうです。

昆布も北海道沿岸などで「磯焼け」といって海底が砂漠のように昆布等海藻類が何も生えなくなる現象が発生して減っている地域もあります。

「普段の食材」は、いつまでも当たり前に手に入るものではないのかもしれません。
日本の味、「だし」のありがたみを感じながらぜひこのお正月、お雑煮やおせち料理を食べながら考えてみてくださいね。

 

田角 由香(技術士・水産部門)