青年ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
もうすぐ12月、忙しい時期に入りますがいかがお過ごしでしょうか。
去る11月16日に、年末の総括にぴったりの「リフレクション(内省)」をテーマにしたCPD行事を開催しました。ここでは、その内容を報告いたします。
参加者の皆さんには、時期毎のモチベーションを示す「自分史グラフ」を事前に作成をお願いし、CPD行事に臨んでいただきました。
当日は、自分の経験や内面を振り返り、価値観を言語化する「リフレクション」の概要をお伝えするとともに、自身の認識を客観的に俯瞰・評価する「メタ認知」を用いたリフレクションを実践しました。
個人ワークで行った「リフレクション」のテーマは、自分史グラフにおける「技術者人生で一番成長した出来事」や「日常の出来事で感情が動いたこと」「腹が立ったこと」など多岐に渡り、実践メインで進めていきました。
そして、「リフレクション」の過程により言語化された「価値観」を基に、自身の「動機の源」や「ビジョン(ありたい姿)」を再認識していただきました。
その後、個人ワークの内容をグループで共有し、他の参加者の意見を聞くことで、視野を広げ思考を深める契機となりました。
一方、社会環境の変化等により、成功体験で得た行動様式は必ずしも常に適応できるわけではないことを踏まえ、「技術者人生で一番成長した出来事」の「アンラーン」を行いました。
以前はうまくいっていたが、環境の変化により行動様式やものの見方が通用しなくなった経験は、みなさんにもおありかと思います。
この通用しなくなった行動様式・ものの見方をグループで共有し、アドバイスを受けることで、自分が手放すもの・これからも持ち続けるものを整理するとともに、今後のアクションプランを作成しました。
最後に、リフレクションで言語化された「価値観」のチームマネジメントでの活用や、目指すリーダー像について参加者間で意見交換しました。
本イベントの参加者は45歳以下限定であったため、同じ悩みを抱えている同世代の仲間の意見を共有することで、解決策を見出すことができたという、うれしいご感想を頂戴しました。
普段の業務に忙殺され、これまでの経験を振り返るという機会は多くないと思います。
リフレクションのポイントの1つに、「節目で行うこと」が挙げられます。
年末の節目に、みなさんも日頃の業務のリフレクションをぜひ行ってみてください!
青年委員会では、今後もみなさんのニーズにマッチしたイベントを計画しております。
年末にかけ、イベントが目白押しです。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
技術士(森林部門・総合技術監理部門) 原田